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自転車・旅 2015

奥入瀬・十和田:2015.10.26〜29/自転車:Panasonic Traincle 6500-remodeled

行程概要:紅葉真盛りの奥入瀬渓流と十和田湖を巡る

■1日目:10月26日(月)
ANAで青森へ、バスを乗り継いで十和田湖畔へ
■2日目:10月27日(火)
奥入瀬渓流を散策、十和田湖は遊覧船で!
■3日目:10月28日(水) 走行距離:40km
十和田湖畔から自転車で十和田市街へ
■4日目:10月29日(木) 
バスで青森に戻り「三内丸山遺跡」へ、22時頃帰宅

1日目:10月26日(月)

伊丹09:05発のANAが10分遅延、11時青森空港着

青森空港〜青森駅〜とバスを乗り継ぎ、
午後4時半ごろ十和田湖畔の子ノ口に到着

そこから目と鼻の先にある民宿
「四彩の宿 根岸家」に連泊


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伊丹空港09:05発のANAはプロペラ機なので、
バスで移動!
プロペラ機!
しばらくして高槻市の上空かな・・・
その右側が枚方市で、
その奥の高いのが生駒山・・・

淀川の流れが見える
日本アルプスが冠雪している
青森市の上空だ!

一旦海上に出た後戻ってきて

もう直ぐ着陸のところ、
左から、大・中ホールと諸室棟

どこの施設かmapで探したのだが・・・

11時少し前に 青森空港 に到着

11:10発の空港バスで一旦青森駅へ
青森駅で昼食を済ませ、
13:35発のバス:最終便で十和田湖へ向かう

もう一つ先の便に乗り、
八甲田ロープウェイ駅で下車して、
ロープウェイに乗りたかったのだが・・・

もう一つ先の便は11:25発で叶わず

新青森駅に寄り
しばらく青森自動車道に沿って東へ
その後、国道103号線を南下

正面に八甲田山が!
徐々に山深くなってきました
14:30過ぎ 萱野茶屋 に到着

ここで10分休憩
かやの三杯茶

温かいお茶をいただく

Wikipediaによれば

八甲田山 は、
青森市の南側にそびえる複数火山の総称

一番高いのが「大岳」で標高1,584m

美しい木立

ブナ林の中を走る
八甲田ロープウェイ駅に到着

何人かが乗車されたが降りる人はいない
これは何岳かな・・・
地獄沼 だったか!?

向うのが 大岳 かな・・・
八甲田山の南側を東へ
また別の岳が見える
くねくねした道が続いた後
15:30過ぎ 蔦温泉 に到着

ここでも10分休憩

ひと際目立つ紅葉! 楓!!

やがて奥入瀬渓流沿いを走り

16:30少し前に 十和田湖畔 に到着

青森市内から国道103号線を辿ってきたのだが、
この国道103号線は、
十和田湖畔をしばらく西に走った後、
南下〜西へ、大館市に至る
湖畔に出てすぐの駅が子ノ口で、

ここには遊覧船ののりばと食堂が三軒あり

三軒の食堂のうちの一つが、
民宿も営んでいる 四彩の宿 根岸家

ここに二泊したのだが、
一泊二食付きで¥6,500と廉価なのに、
食事良し!場所良し!

良い宿を選んでよかった!!
尤も、ここしか見つからなかったのだけれど・・・

2日目:10月27日(火)

子ノ口 08:13発のバスで石ケ戸まで下り
渓流沿いの遊歩道を自転車と一緒に戻り


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子ノ口 12:15発の遊覧船で 休屋
休屋 で昼食後、自転車で 子ノ口 へ戻る

いいお天気!
遊覧船ののりばで出発時刻を確認!

12:15か12:30に乗ることに・・・

リンゴと十鉄の2つの船会社のが交互に出る
駐車場にバスが続々やってくる

9台まで停まれる
休屋 08:00始発、
ここ 子ノ口 08:13発のバスが
20分ほど遅れてやって来た!
JRバス東北が、
十和田湖〜青森駅間と十和田湖〜八戸駅間を運行、

この八戸駅行きは一日3便のためか超満員!
立っている人もイッパイなので 遠くに行く人が先に乗車

運転手が降りれないので、
自分で自転車をバスの下のトランクに収納
何とかぎりぎり乗せてもらえたのだが、
休日だったら乗れない人が出るのでは・・・
途中のバス停で乗る人がおられて
その人たちに先に乗ってもらい

子ノ口 から20分ほどで 石ケ戸 に到着

休憩所があり、渓流散策の起点になっている
現在地の石ケ戸休憩所から左へ
湖畔まで約10km


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これはパンフレット!


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休憩所から遊歩道へ
良い光が差し
自転車と一緒に・・・
阿修羅の流れ かな・・・
滝!?
キレイ!
自転車を抱えて

長い橋を渡る
これは 雲井の滝
清流・・・静流・・・
高い岩壁

火山の大噴火によって十和田湖ができた!
その名残・・・

木立の合間に 白布の滝 が見える
アップすると
しばらく国道に出る

この国道103号線は、
青森市から十和田湖畔を経て大館市に至る
ベンチで少し休憩
時々陽が陰る
やっぱり陽の光が欲しい
軽い自転車なので、階段も苦にならない
赤い花が・・・

花ではなく
飽きない
時々人と出会う
これは トクサ
木道を行く
この写真を目次のページに使いました
美しい!
道の真ん中に切株が!
立派な公衆便所

時々国道に出る
バスが停まっていて
お客さんの一群が!

バスの運転手さんに聞いたら、
台湾からの人たち

このような一群に何度も遭遇した
白糸の滝 ・・・多分
キレイ
楓です
国道沿いに所々バスの駐車スペースがあり、
次の駐車スペースまでお客が遊歩道を歩く、
というしくみのようだ

さすがに自転車と一緒なのはぼくだけ
これは 銚子大滝
これは 寒沢の流れ
湖畔に近づいてきた感じ
湖面が見えてきて
奥入瀬渓流の流れ出るところの橋の
袂に遊歩道の入口が
船着き場に遊覧船が停泊している
丁度正午!
遊歩道を3時間以上かけて戻ってきた

12:15発の遊覧船に乗ることに

十和田湖遊覧船¥1,100
遊覧船は子ノ口から
赤いラインを50分かけて休屋へ行く

湖に突き出た二つの半島
御倉半島と中山半島をなめる様に・・・


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自転車をたたむつもりが、
そのままでいいと言われて・・・

御倉半島 は丸っこい半島

遊覧船は1階と2階が船室・・・室内なので、
その上の甲板に出る
子ノ口 の建物群が見える

左の大きな、三角屋根付きの食堂の
左隣が宿だけど、良く見えない
御倉半島 の先端に向かって直進
御倉半島 の西側に回り込むと
切り立った断崖絶壁!

千畳幕 かな、それとも

五色岩 かな
キレイな湖水が、
風が強くて波立っていて残念
手前が 御倉半島 で、

右奥の低いのが 中山半島
中山半島 の先端から遊覧船が現れる
ジェット機が!

青森県には航空自衛隊三沢基地がある!

中山半島 は平べったい半島だ
振り返ると、
どうやらあれは子ノ口12:30初の遊覧船!?
中山半島沿いを進む
中山半島の先端を廻り込んだあたりで振り返ると

御倉半島が見える
中山半島の西側を行く
これは 甲島 兜島 とも・・・

十和田湖にある最大の島!
これは有名な 乙女の像

高村光太郎 1953年の作
これは 恵比寿大黒島

恵比寿さんと大黒さんが祀ってある!

休屋 の船着場が見えてきました

間もなく到着

13:05到着

桟橋を渡ってしばらくすると

双胴船が戻ってきました
船の上での非常食のバナナ一本では・・・

時間も余裕たっぷりなので、
食堂に入って山菜ラーメン¥650
これがなかなか良かった!

休屋から国道103号線に出て
途中脇道にそれ、
山道を上って 瞰湖台(かんこだい) へ


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それ程きつく無い上り
やがて
瞰湖台 に到着
案内図に
現在地が

すぐ左側にスゴイ岸壁が!

左の方に中山半島が

右の方には御倉半島が伸びています
午後3時を少し過ぎた頃かな・・・
国道103号線へと下る途中
木立の間から岸壁が見え隠れ
この道は幹線ではないので、
車はほとんど走っていません
国道103号線へ出て走っていると、
やがて・・・
陽が陰りだし
脇道があったので行くと
立ち入り禁止のプライベートビーチがありました
子ノ口 まで戻り、さらに先まで行ったのですが
同じような景色が続き
日も暮れてきたので宿に戻り、
長い一日が終わりました

・・・まだ16時を過ぎたくらい…でも暗い

3日目:10月28日(水)

この日は子ノ口から、
自転車で十和田市現代美術館を目指します

走行距離≒37km

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この日もお天気はまあまあ
でも強烈な風で
遊覧船は欠航

一日違いで助かった!

宿を9時過ぎに出発

橋を渡り

昨日も上から眺めた遊歩道を、
この日は荷物満載なので通らず
国道103号線を2往復目!
これは 獅子岩

昨日は気が付かなかった・・・
湖からの風が強い
五両の滝 って
これかな???
湖から遠くなるに従い、風も弱まってくる
銚子大滝 ってあるけれど

これはその手前の 寒沢の流れ

まだ

まだ

これが 銚子大滝

奥入瀬渓流で一番大きな滝!
木立の向こうに木の橋
九段の滝 って
これかな???

昨日もよく分からなかった・・・
対岸のスゴイ岩壁
これは

白糸の滝!
これは 玉簾の滝!
遊歩道は時々国道と合流

舳白布の滝!

雲井の滝!
小型のバスからお客さん!
馬門岩
こちら!
近づいて見上げる!

トクサ!

アップ!

渓流も、

道も、飽きない!

石ケ戸休憩所 に到着!
まさに拠点とあって、

バスが!
車が!
どこまでも・・・

ここから先は、一昨日バスで通過しただけ
幅が広くなった
渓流沿いを走ると、

やがて 奥入瀬渓流館 に到着

ここから国道103号線と別れ、
奥入瀬川に沿って国道102号線を
十和田市街へと向かう

途中 旧笠石家住宅 に寄ることに
国道を右折して川を渡り
左折!
しばらく行くと 旧笠石家住宅
18世紀後半、江戸時代後期の
この地域の農家の典型的な住宅で、
国指定重要文化財!
寄棟造り茅葺きの直屋で、
柱は礎石に直接立てられている
煙は軒の隙間から排出される
隅部の軒桁は放射状に

神棚が!

住宅からさらに進み、橋を渡って国道に出て

しばらく行くと農産物の販売所があった

渓流は川に昇格・・・というか、
すっかり川幅が広くなり

十和田湖の休屋12:10発、子ノ口12:12:23発の
八戸行バスに抜かれる

このバスは 道の駅 奥入瀬浪漫パーク

13:10〜13:20 の 10分間休憩

また途中で抜かれるだろうと、
バックミラーで後ろを気にしながら国道を直進

欅の巨木が3本!
これは桜
欅の巨木の後は桜並木が続く

バスがなかなか来ないな・・・と思いながら
直進路を突き当たったので右折し、
官庁街通りに出て左折したら、
バスがはるか彼方を走っているではないか!

手前のどこかで右折して官庁街通りに出たのだ!

官庁街通りは東西方向の通り
通りの右、つまり南側に アート広場

通りの左に 十和田市現代美術館

西沢立衛の傑作建築だ!
十和田市現代美術館 という名のバス停があり
観光名所になっている

東側の交差点から

どこが正面入口だか分からない
ガラスに引き戸の前の靴ふきマットがあり
正面入口のサインがあるのだが、
庇がないので、 雨の時の様子が想像できない

傘はどうするのかな!?
正面入口を入って左へ行くとエントランス・ホール

パブリックスペース以外は撮影禁止!
屋上へ出て見下ろす
真っ白な箱か汚れていないのは
このディテールの天端だから!

天端の汚れが内側に落ちる!!

エントランス・ホールから廊下を反対側へ

反対側は、休憩スペースとカフェ・ショップ

交差点方向を向いている

引戸が開いていたので外へ出る
外をあちこち歩き回る


歩道と庭が一体化していて
外から室内のアートが見れる
いわばショウ・ウィンドウ
新渡戸稲造記念館 にも行くつもりだったのだが、
事前に調べたら、何と今春閉館した!

なので、美術館でこの日はお終い

この日泊まるホテルまでは500mほど

明日乗るバスが
ホテルのすぐ隣りから出ることを突き止め、
安心してこの日は終わる



4日目:10月29日(木)

この日はバスで青森駅へ
駅からは自転車で
青森県立美術館〜三内丸山遺跡〜青森空港
の予定


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ホテルの窓から下を見ると
誰の設計か一目で分かる建築があり

十和田市&隈研吾で検索すると
十和田市市民交流プラザ だった
バス停の丁度向かい側
いかにものエレベーション!

十和田中央8:15発のバスがやって来て

十和田観光電鉄のバス・・・昔鉄道があった

北に向かって伸びるアーケード街を直進

国道4号線を北上した後
みちのく道路(一部有料)を西へ
青森市内に入って
三内丸山遺跡 はあちら!
のサインを見たので、
青森駅の手前で慌てて下車
そこからiPhoneのナビを頼りに

青森県立美術館 に到着

ところが、こともあろうか休館!
それも長期休館!

国の建築物の天井脱落防止措置基準の改正に伴い、
施設の天井改修工事を行うため!?だと!!!

そんなの他にもたくさんあるのかな!?
幹線道路に戻り先へ

三内丸山遺跡 はこの先直ぐ

昨日の美術館といい、青森は白い箱が多いな・・・

しばらく行くと

右側の導入路があり
三内丸山遺跡 に到着
10:50頃雨が降り出し、
かろうじて自転車もろとも入口前の軒下へ

自転車をたたんで受付に預かってもらい
11時からのボランティアガイドツアーに参加

縄文時代前期〜中期
約5,500年〜4,000年前の大規模な集落跡だって!
発掘されたムラの様子


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案内図


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時遊トンネル

を抜けると

左手と奥の白いのが県立美術館

こちらからも、

先ほど通った道路の下をくぐって繋がる

傘をさしてのツアー

国の特別史跡で、
世界遺産登録を目指している

あちこちに丁寧な解説パネルが設置されている

復元された建物と、

白い金属の外装の展示施設が点在

1992年(平成4年)から始まった発掘調査の後
埋め戻されている
復元された 竪穴式住居 にもいろいろなタイプがあり
ガイドさんに依ると
これが最も可能性の高いタイプ

土が被せてあって、草が生えている
尤も可能性が高いので、
これには解説パネルがある

中に入れる
次は 掘立柱建物

屋根は入母屋と切妻

切妻屋根のものに

解説パネルが設置してある
大型竪穴住居
長さ32mとのこと
すごい迫力!
広い内部空間!

集会所、共同作業所、冬期間の共同家屋など
諸説ありとのこと

この 大型竪穴住居跡 は10m以上あるとのこと

次は 大型掘立柱建物跡

ともかくでかい!

三内丸山遺跡 のシンボル!!

これはレプリカだが、 発掘したものの復元で

直径2m、深さ2mの穴に、直径1mの栗製の柱

その6本の柱から推定して掘立柱建物が再現された
これは盛土の断面

盛土とは、
大量の土器や石器、 土偶やヒスイ製の玉などが
土と一緒に捨てられて、
約1,000年間で丘のようになったもの
土器や石器が捨てられた様子
大人のお墓のための道路



道路の両側に盛り上がっているのがお墓
本館の施設に戻って、
さんまるミュージアム

さんまるミュージアム です!

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これは盛土の土層展示

土器

子供たちはこのような土器にいれて埋葬されていた
大型掘立柱建物跡 の再現で
この は本物!
縄文ポシェット (重要文化財)
大型板状土器 (重要文化財)
竪穴式住居 の再現

時間の余裕があったので、
たっぷり縄文時代に浸った後、

市営バス
三内丸山遺跡14:15〜14:35青森駅
で青森駅へ戻る

雨の青森駅・・・

ここでも1時間以上時間待ちして
青森駅15:45〜16:20青森空港
で青森空港へ

青森空港でバスを見送って

青森空港で!
空港で夕食は何だったか・・・思い出せない

青森17:50〜19:45伊丹 ANA1856
伊丹空港20:10〜20:45近鉄上本町 空港バス
大阪上本町20:56〜21:23学園前 近鉄奈良線
学園前21:26〜 奈良交通バス

21時45分には帰宅したかな・・・