◆九州北部を巡る5日間◆
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■1日目:10月5日(土) 大分空港〜中津を経て武雄温泉へ
■2日目:10月6日(日) 武雄温泉〜有田を経て伊万里へ
■3日目:10月7日(月) 伊万里〜名護屋城跡を経て唐津へ
■4日目:10月8日(火) 唐津を散策の後熊本へ
■5日目:10月9日(水) 越後船小屋〜福岡空港から帰阪
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伊丹空港 7:55発 のANAで、8:55大分空港着。
あいにくの雨…
大分空港:A 9:55発の大分交通バスに乗り、
バスに揺られること約1時間半、
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時刻表では中津駅前:B 11:32着
来年のNHK大河ドラマは「軍師・黒田官兵衛」
中津市はそのゆかりの地…中津城を築城した!
中津に来たのは、
「風の丘葬祭場」 を訪れるため
槇文彦設計の名作で1996年完成
あいにくの雨なのでTAXIで往復することに・・・
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中津駅前からは4q少し、
TAXIに乗ること10分ほどで到着
webから入手した航空写真!
全体が「風の丘史跡公園」で、
写真下の方に写っているのは復元された古墳
左側がアプローチで、
八角形の筒状の建物が「斎場棟」
その右上が「車寄せ」の庇で、
そこから中庭沿い右上方向に回廊を行くと、
大きな四角い建物が「火葬棟」
その手前の三角の建物が「待合棟」
緩やかなのぼりのアプローチを行くと、
やがて「車寄せ」の庇が見えてくる
その右手前の「斎場棟」横を通って
庭へ出てみる
左の「斎場棟」と右の「待合棟」が回廊でつながる
「車寄せ」の深い庇から
中庭沿いの「回廊」を行くと
「斎場棟」の中央に光庭があり
光庭を取り囲んで、
告別室、収骨室、霊安室、炉室がある
写真は、大型炉5基の入口
これは「待合棟」のロビー
「待合棟」から回廊を行く
TAXIを呼んで中津駅前に戻り、
駅前の食堂で昼食を済ませて、
A:中津 14:04発の「ソニック34号」で
B:博多を経由して、今夜の宿のある
C:武雄温泉へ向かう
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B:博多 15:28着
15:32発「ハウステンボス17号」に乗り換え、
C:武雄温泉 16:40着
駅前からホテルまではひとブロック
雲行きが怪しくなってきたので、
自転車は諦めて徒歩で街巡り
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先ずはTSUTAYA運営で話題の
「武雄市図書館」へ
夕方の6時前だというのに、
人のでいるが絶えない!
中は撮影禁止なので外から…
話題になるだけのことはある。
いや〜武雄市民がうらやましい!
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その後は、
辰野金吾設計の「武雄温泉」へ
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三つある大衆浴場のうち「元湯」に入る
☆写真は重文の「新館」、
お目当ての重文「楼閣」は
あいにく修理中で
すっぽりカバーされていた
この日の宿は
「セントラルホテル武雄」朝付¥4,800
A:武雄温泉からJRに乗り上有田で下車
B:有田市内を通り三代橋駅まで自転車で散策
三代橋からは「松浦鉄道」に乗り伊万里で下車
C:伊万里駅前からは自転車で
D:鍋島藩窯跡国史跡指定の「大川内山」へ
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朝もう一度図書館と温泉を訪ねるつもりが、
珍しく朝寝坊してしまって駅に直行、
ここはJR佐世保線:鳥栖と佐世保をつなぐ
2両連結のワンマン列車が到着
武雄温泉 10:13発
JR九州の車両は、どれもなかなかデザインがいい・・・
有田市街をできるだけ手前から散策したいので、
上有田で下車することに
ああっ!単線だったことに気が付く
トンネルを抜けたところに駅が
上有田 10:31着
JRの南側の国道ではなく、
北側の県道を行く
こちら側が
名称:「有田町有田内山伝統的建造物群保存地区」
という長〜い名称の地区で、
区分:「重要伝統的建造物群保存地区」
と散策マップに記載されている
洋風建築を含む江戸時代後期から昭和初期にかけての
多彩な建物が連なっている
丸兄商社「有田迎賓館」
有田焼の品揃え世界一!だって・・・
県道の一筋北側の「トンバイ塀のある裏通り」
この洋館は「異人館」
所在地:有田町本幸平
施工:明治9年(1876)
大工:丹宗藤右衛門
所有者:田代欣一
とある
残念ながら非公開・・・
日曜日だからか、何となく閑散としている
香蘭社!
古陶磁陳列館がある
裏の方・・・
有田駅に到着
JR佐世保線は西へ佐世保まで
有田から北上して伊万里へ、
更に海岸沿いを北上して松浦へ、
松浦から内陸部を南下して佐世保までのループが
「松浦鉄道」
少し時間に余裕があるので、
「松浦鉄道」の人駅目の三代橋まで自転車で走る
伊万里 12:37着
伊万里は通過駅ではなくて終点駅
道を挟んで
西(左)側が「松浦鉄道」
東(右)側が JR筑肥線
駅の2階がブリッジで繋がれている
昼食をすませて、
鍋島藩窯跡国史跡指定の「大川内山」を目指す
伊万里駅からは5〜6q
だんだんそれらしい雰囲気が・・・
陶片モザイク貼りの橋!
ゲートらしきものが現れ、
ようやく到着!
その左手の関所から中に入ると
川に「陶工橋」という橋が架かっていて、
対岸にには「唐臼小屋」が再現されていて、
藩窯の時代の
陶石を細かく砕くため水の力を利用した大型の臼で、
舟状の部分に水を流れ込ませ、
水の重量で、
反対側が持ち上がると、
水が落下して反対側の杵がドスン!
実際に大きな音を立てて動いていた
鍋島青磁の原石を細かく砕いて釉薬をつくる!
その時代この川沿いには、
「唐臼小屋」が延々と建ち並び、
原石を砕く杵の音が絶えまなく鳴り響いていた・・・
元の道に戻り、
「鍋島藩窯坂」を上って
高台の屋敷跡から町を見下ろし、
「鍋島藩窯坂」に戻って坂を上り詰めると
「藩窯公園」の入口があり、
公園の中にはせせらぎや
散策路があり、
窯跡や休憩所や展望台が整備されていて、
階段や急坂は自転車を抱えて移動!
「藩窯坂」とは別ルートを辿ってゲートに戻り、
来た道とは少し変えて
伊万里駅まで戻る
右(東)が JR筑肥線の伊万里駅
よく見るとトップライトの屋根の形が違う!
この日の宿は、駅から直ぐの
「セントラルホテル伊万里」 朝付¥4,300
A:伊万里から「松浦鉄道」に乗り
B:鷹島口下車、今福港から「鷹島汽船」に乗り
C:殿ノ浦港へ、そこからは自転車で
D:名護屋城跡を経て呼子へ、
呼子バスターミナルからはバスで
E:唐津市内へ
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朝、
ホテルは駅の東側にあったので、
JR筑肥線伊万里駅のエレヴェーターで2階に昇り、
ブリッジを渡って「松浦鉄道」伊万里駅へ
伊万里 8:43発の「松浦鉄道」
鷹島口 9:11着
9:20発の「鷹島汽船」に乗るのだが、
きわどい乗り継ぎになるので
前日電話をかけて相談したら、
「駅からは下りの一本道ですぐ近くなので・・・」
とのことだった
とは言いながら
途中は狭い路地で見通しがきかず、
船が見えたときは正直ホット・・・
間に合った!
まずまずのお天気
松浦か両発電所
規模の大きさに圧倒される
漁船!?
途中小さな島に寄り
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殿ノ浦港に 10時ちょうどに到着
乗っていたのは乗客一人と自転車一台!
殿ノ浦港のある「鷹島」はかつては離島で、
手持ちのツーリングマップを見ると、
本土の松浦市とは
フェリーで行き来していたことが分かる
「日肥水道」を跨ぐこの「鷹島肥前大橋」ができたのが2009年
全長1,251mの斜張橋
今朝、「松浦鉄道」乗車中に佐賀県から長崎県に入り
今、橋を渡る途中で
長崎県から佐賀県に戻るところ
橋を渡り終えて
しばらく走るとまた橋
海面からはかなり高いので、
これは多分アーチ橋
橋からの眺め
海を左手に観ながら北上し始めるあたりで
小さな小島に橋が架かっていて
魚釣場と判明
もうしばらく北上すると漁村があり
地名は分からないが、
マップでは近くに「仮屋簡易郵便局」があるので、
「仮屋港」という名の漁港かも・・・
玄界灘に突き出した半島に風力発電が数機
棚田が現れ
やがて、目指していた「浜野浦の棚田」に到着
この時だいたい 12時半ごろ
拡大!
深い入江の方を見る
海面からはかなり高い
やがて、目指す「名護屋城跡」に到着
この時だいたい 午後1時半ごろ
長い石畳のアプローチを
自転車を押して上る
左手に博物館が見える
城跡のゲートを通過
ゲートでは入場料ではなく
「清掃協力費」を100円払ったかな・・・
森の中を通って
「天守台」へ出る
今も発掘調査が続けられているようだ
北西方向に「馬渡島」が見える
「名護屋城跡」後にして
次は呼子(よぶこ)に向かう
この「名護屋大橋」を渡ると呼子町だ!
呼子大橋を渡って
天気の良い日は壱岐・対馬も見えるという
「風の見える丘公園」に行く計画もあったのだが、
あの高いところまでは上る気がしなくなって
「名護屋大橋」を渡った先を海岸まで下り、
いかならここ!というお店「玄海」へ
看板に「いかの生き造り発祥の店」とある
いかの生き造り・・・ぴくぴく動いている
えんぺらを生姜醤油で食べ、
残りは天ぷらに
食後自転車できつい坂を上り幹線道路に戻り、
呼子バスセンターへ、
バスで輪行して唐津市内へ
バスを降りて今夜の宿へ向かう途中「唐津城」が!
豊臣秀吉の家臣、寺沢志摩守広高が
慶長7年(1602年)から7年の歳月を費やして完成
現在の城郭は天守跡に慶長様式を取り入れ
文化観光施設として1966年に完成した
写真は宿の手前の「鶴前橋」から撮ったもので、
宿に着いたのが午後5時前
その後雨っぽくなってきたので自転車は諦め、
徒歩で「旧唐津銀行」などを散策
この日の宿は
「高木旅館」 食事なし¥4,200
唐津の町を散策の後
A:唐津からJR唐津線に乗り
B:佐賀でJR佐世保線に乗り換え
C:鳥栖でJR鹿児島本線に乗り換え
D:熊本へ、所用を済ませ熊本泊
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この日は先ず「唐津城」へ向かう
正面から階段を上るのはやめて前を通過
「エレベーターはあちら」との案内に従い
左方向へ石畳を辿ると
やがて建屋が見えてきて
斜行エレベーターの乗車場で
建屋の中のベンチに自転車をロックして
エレベーターに乗車…8時半ごろ
間もなく天守台に到着も
雨がぱらつき始める
入場料:400円を払って天守閣に入る
天守閣から西方向を見る
松浦川の上流方向を見ていて
向うに架かっているのは「松浦橋」
手前が河口で左側の海とつながっている
そこに架かっている橋は「舞鶴橋」
その「舞鶴橋」の向こう側の袂に
昨夜泊まった「高木旅館」が見える
河口から海岸に沿って西方向を見る
彼方に
日本3大松原のひとつ 「虹の松原」 が見える!
白砂青松100選/街路樹100選/道100選/渚100選
北方向
「唐津湾」 を見る
正面に見えるかたちのきれいな島は 「高島」
工事中だ!
天守閣を支えて石垣を修復中なのだ
この後通った海岸に
石垣の部品が並べられていた
それを横目に石垣沿いを西へ
二の門堀の傍らを
「旧高取邸」へ向かう
国指定重要文化財・旧高取家住宅
杵島炭鉱などの炭鉱主
高取伊好(たかとりこれよし:1850〜1927)の邸宅
正面に石造の「洋館」、その右に「本玄関」があり
見学は「本玄関」から入る
「洋館」の右には立派な「大玄関」がある
「大玄関」を正面から見る
「大玄関」庇の軒裏
「大玄関」ポーチの天井
和風を基調にしながら洋間を持つなど
同時代の特色を備える一方、
大広間に能舞台を設けるなど独特のつくりになっており、
杉戸絵、欄間などの衣装にも見所が多い
・・・パンフレットより
入館料:500円/内部は撮影禁止
次に訪れたのは「旧唐津銀行」
1912年竣工で、辰野金吾の弟子田中実の設計
1997年に唐津市に寄贈された
文化観光施設として無料開放されている
唐津市内にはほかにも見所が多いのだが、
あいにくの雨なので散策は諦め
駅前の食堂で昼食をすませて
唐津 11:45発 佐賀行に乗り
佐賀で乗換て新鳥栖へ
新鳥栖からは新幹線で
所用のある熊本へ
その日は熊本泊
熊本城をたっぷり見た後
A:熊本からJRに乗り
B:筑後船小屋で途中下車して「九州芸文館」へ
その後JRで博多へ、地下鉄に乗り換え
C:福岡空港へ行きANAで帰阪
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熊本へはひょっとしたら最後かも・・・
という訳で「熊本城」へ
1998年から復元整備事業が始まってからは
訪れたことがなかったので、
じっくり見ることに・・・
ちょうど開園したばかり・・・開園時間は8時30分
入園料:500円を払って入場
「天守閣」が再建されたのは1960年
西からの全景
「大小天守閣」と呼ばれ、
内部には加藤家、細川家、西南戦争の資料が展示してある
こちらは国指定重要文化財の「宇土櫓」
創建時代から残る唯一の多層櫓である
「宇土櫓」から「天守閣」と熊本市街を見る
「天守閣」を東から見る
「天守閣」へはこちら側から入る
「天守閣」から「宇土櫓」を見下ろす
南西方向を見る
こんもりした山の左側に
熊本駅前にある高層ビルが見える
「天守閣」の中は、いわば博物館
「天守閣」の模型や
断面の透視図もある
「西大手櫓門」を出たところ
向うに見えるのは「戌亥櫓(いぬいやぐら)」
西からの全貌
左手前が「宇土櫓」、奥が「大小天守閣」
名城「熊本城」を満喫の後、
走り慣れた熊本市街を熊本駅まで走り
熊本 10:33発 の快速電車に乗り ちょうど1時間
越後船小屋 11:33着
左(西)側に鹿児島本線の地上駅があり、
右(東)側に鹿児島本線と平行に走っている
九州新幹線の高架駅がある
高架駅をくぐると
斬新な建物が現れる
隈研吾設計の「九州芸文館」
これを見るために途中下車したのだ
案内図がある
図は、下やや左方向が北
自在な造形
「九州芸文館」
筑後広域公園芸術文化交流施設
清掃している人が散見されて、
手入れが行き届いている様子
入口があるので
中に入る
閑散としている・・・清掃している人はいる
受付でパンフレットをもらう
「地域住民の創作意欲を喚起する拠点施設であり、
芸術、伝統工芸、歴史、自然など様々なジャンルについての
体験学習ができます。また、本格的な美術展覧会の
展示室として利用できる諸室を備えています。」
・・・パンフレットより
これは6室ある「教室工房」のひとつ
至れり尽くせりの施設のようだが人がいない
聞くところによると政界有力者の地元駅とか・・・
立地条件が良ければ・・・残念
これは二つあるアネックスのうちのひとつ
12:33発の快速電車に乗り、
博多で地下鉄に乗り換えて福岡空港へ
福岡空港 14:45発/
伊丹空港 15:50着のANAで帰阪