自転車・旅 2012
瀬戸内海・竹原・鞆の浦:2012.9.8〜9.11/自転車:Panasonic Traincle 6500-remodeled
行程概要◆詳細地図・・・クルージングの航路は推定
■1日目:9月8日(土)
呉でのシンポジウムに参加、呉泊。
■2日目:9月9日(日)
瀬戸内海クルージングツアーに参加、三原泊。
■3日目:9月10日(月) 走行距離:21km
竹原散策の後福山へ行き、鞆の浦まで走って泊。
■4日目:9月11日(火)
鞆の浦から常石港まで走り、フェリーで尾道へ。
1日目:9月8日(土)
呉市制110周年記念事業
《瀬戸内海文化を考える会》シンポジウム
海の道と文化
チラシ
に、奈良の仲間4名で参加。
シンポジウムのコーディネーター
坂本信幸先生もぼくたちの仲間で、
高岡市立万葉歴史館館長、
奈良女子大学名誉教授
新幹線で広島へ、呉線に乗り換えお昼前に呉到着。
港に丸い屋根の呉桟橋ターミナルがあり、
その右手にあるのが、
呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」で、
シンポジウムは、
その1階にある「大和ホール」で行われた。
ロビーには、
建艦大和の1/10模型が展示してある。
13:00開演、
基調講演、パネルディスカッションの後、
万葉歌にメロディーをのせて
音楽で万葉ロマンの世界を紹介する
「万葉歌がたり」ミニコンサート!
その後海岸沿いの道を移動し、
今夜の宿「クレイトンベイホテル」へ、
懇親会が行われた。
2日目:9月9日(日)
翌朝。
部屋の窓から見下ろすと、
2隻のクルーズ船が停泊していて、
坂本先生を加えたぼくたち5人は、
前の方の「ゆきひめ」
に乗船。
見上げるとホテルが!
50人ほどか・・・
祝島を目指していよいよ出航!8時半過ぎ・・・
祝島(いわいしま)は、
瀬戸内海の海上交通の要衝に位置し、
万葉集にも登場する。
Aが呉港〜
Bが祝島
◆
詳細地図・・・クルージングの航路は推定
もう一隻が追走してくる。
やっぱり外が良い!
漁船がゆく。
どうやら・・・
出航して2時間半ほどで祝島に到着。
11時過ぎにようやく上陸。
西は向かう船はこの後周防灘へ、
祝島を最後に島影が視野から消える。
行く手を見守る神の島!祝島。
この後町を散策。
石塀が美しい!
どれが水平やら…
これも面白い…
戻って来る。
2隻目へは1隻目を通って乗船することになる。
次は二神島に向けて出港。
Aが祝島〜Bが二神島
◆
詳細地図・・・クルージングの航路は推定
太鼓橋が架かっている。
橋をくぐって進む!
潜水艦だ!
14時ごろ、忽那諸島・二神島に到着。
防波堤が美しい!
向かいの広島産の花崗岩だそうだ。
防波堤の内側は静かな海。
石碑があって・・・
日本を代表する篆刻家、
梨岡素岳についての解説があった。
小さな町で、
街のみなさんが、お土産を用意して歓迎!
曇天だが美しい。
次は大崎下島・御手洗港を目指す。
Aが二神島〜Bが大崎下島・御手洗港
◆
詳細地図・・・クルージングの航路は推定
漁船が・・・
島を橋が繋いでいる。
後で調べて分かったのだが、大崎下島・御手洗港は、
右側の島の裏側だった。
16時ごろに御手洗港に到着!
少し行くと、
神社があったのでお参りし、
歌麿の暖簾がかかったお宅はと見ると、
史跡「若胡子屋跡」
お庭に出ると、
土塀が何とも美しい!
これも美しい・・・
その後も、見どころいっぱいの町を散策、
真っ直ぐでない道は、歩いていて楽しい。
潮待ち館が観光協会になっていた。
散策を終えて船着き場に戻る。
ここ御手洗からは、
先ほど見えた橋でつながった島を辿って、
呉までバスで帰れるので、
呉の人たちにはここで別れる人もいた。
少し減って、
いよいよ最終地点の三原駅前桟橋に向けて出航。
Aが大崎下島・御手洗港〜Bが三原港
◆
詳細地図・・・クルージングの航路は推定
KOYO DOCK YARD が見えるが、
KOYOってどんな字だか分からない。
これは多々羅大橋!
世界一の斜張橋だ!!
左が生口島 右が大三島
奥が伯方島
突き当り辺りが三原かな・・・
三原の街が見えてきた。
18時少し前、ようやく到着。
長い長い一日だった! 今夜は三原泊。
3日目:9月10日(月)
Aの山根旅館から
矢印のように三原の街を巡り、
10時過ぎにBの三原駅改札に到着。
先ず、山根旅館から三原駅南正面へ、
高架の下をくぐって駅の北側え出ると、
まだ未整備状態で、
よく観察してみると三原城跡の北半分を残して、
つまり南半分をつぶして、
そこに鉄道を通して駅をつくったことが分かる!
随分乱暴なことをしたものだと思う。
旧市街と思われるところに行っても、
古い町並みらしきものはなく、
三原は古いものを大切にしないところのように感じられた。
古めかしいのはこれくらい・・・
因みにこれは、冨田酒店
三原発10:19の呉線で竹原へ向かう。
この日移動した鉄道のルート
三原からBの竹原へ行き散策の後、
Bの竹原から三原経由してAの福山へ。
三原
10:19→10:54竹原
竹原
13:02→13:40三原13:53→14:27福山
三原から竹原へ向かう呉線は海沿いを走り、
10:54に竹原到着。
竹原へは、「
頼山陽史跡資料館」
を設計した際、
広島大学の頼祺一先生に案内していただき訪れて以来だ!
駅前商店街を通って、
川沿いの広い通りに出、
しばらく行くとポケットパークがあって、
頼山陽先生の像があり、
広い通りを渡って、いよいよ古い街並みへ・・・
ここがメインストリート!
立派なお店だ!
清酒「竹鶴酒造株式會社」とある!
1733年(享保18)から続く蔵元で、
何とあのニッカウヰスキーの創始者・竹鶴政孝氏の生家。
お隣の工場を覗く。
市重要文化財「松坂家住宅」
待ちの突き当り
。
初代郵便局跡の角を入ると、
西方寺の参道になっていて、
階段を昇ると街並みが見下ろせる。
右手の洋館は「歴史民俗資料館」
そろそろ時間なので駅へ・・・
木造3階建て!
シャレてる!
大通りに面して双家・・・
そのお向かいの頼山陽先生にご挨拶をし
竹原駅に戻って、
13:02竹原発の白い電車に乗り、
何だろうかと思いきや、
竹原火力発電所
またまた多々羅大橋!
昨日フェリーから見た KOYO DOCK YARD
の
KOYOってどんな字かな!?
幸陽だった!
幸福な太陽・・・
三原で黄色い電車に乗り換え、
本四連絡橋で最初の吊橋「因島大橋」が見える!
尾道を過ぎ、
尾道大橋をくぐり、
14:27福山着。
改札を出て自転車を組み立て、
お城側に出た後、
駅の下を潜り抜けて鞆の浦まで走り出そうと思ったら、
何と!自転車進入禁止だって!!
長い長い駅で分断しておいて、
自転車を通らせないのは納得できないな・・・
橋を渡って芦田川の右岸を下流に向かいしばらく走り、
川沿いから海沿いの道を走り続けければ、
平坦なコースで目的地の鞆の浦へ行けるのだが、
高いところから瀬戸内海を見渡したいので、
尾根伝いの「グリーンライン」目指して脇道に!
この先を左折すると「グリーンライン」だ!
「グリーンライン」に入る!
「グリーンライン観光案内図」
左が北で右が南
左端の赤いのが現在地。
右へ・・・南下して後山(うしろやま)公園まで行き、
少し戻ってジグザグの下り坂を下り、
海岸沿いの道を南下すると鞆の浦に着く。
これが見たかった!
海岸へ下るT字路を過ぎてさらに進み、
「後山(うしろやま)公園」の展望台に上り、
来た道をT字路まで戻って、
急なジグザグ道を下ると、
鞆の浦の街が見えてきた!
街の中を縦断した後海岸に出て「鞆シーサイドホテル」着。
部屋から手前に弁天島、その向こうに仙酔島が見える。
仙酔島には「国民宿舎」があり、船が行き来している。
こんな船・・・
やがて長い一日は終わりました。
4日目:9月11日(火)
福山の市街地の方向
釣りをしている!
船が・・・
外に出て見る。
昨夕のと同じ・・・何隻あるのかな!?
ホテルの前から船着場を見る。
しばらく走ると
港に出て、
鞆の浦を代表する景色が!
これが鞆の浦のシンボルの「常夜灯」
「常夜灯」へ行くには、回り込んで・・・
正面に「常夜灯」が!
海につながる大階段!
そのあと街を突き抜けて走ると
、
なかなかカッコいいアイストップがあって、
トンネルがあって、
トンネルを過ぎると下り、
しばらく行くと
直線ではない橋があり、
しばらく行くとフェリーターミナルの気配!
10:15発、
出航すると、
タンカーがイッパイ!
みんなパナマ船籍です。
厳島神社ではありません。
何とか!?島に寄り・・・
昨日列車でくぐった尾道大橋をくぐり、
尾道の街並みが・・・
もうすぐ到着!
ここは車は乗降船しなくて、
人だけが横から乗下船する!
出航して行きました。
そのお隣に、向かいの向島行渡船乗場があって、
ちょうど到着したところ!
お昼は尾道ラーメンを!
海沿いのデッキを走り、
駅の案内所で聞いたお店に向かう。
アーケードの途中にある「みちや」へ、
アーケードを走り、
駅から一番近くて美味しいラーメン屋さん
「みちや」で代表的メニューの中華そば450円。
尾道駅前から尾道城が見える。
どうしてあんなに接近して
ホテルの建設が許可されたのか!?
理解に苦しむ。
尾道からは、
20分ほどで福山に到着、
先ず、福山城の北にある
蓮池公園に、
その後、福山城に行き、
天守閣に登って
福山市街を一望する。
新幹線のプラットホームからは、
お城が正面に見える。
三原駅とは大違い!
14:40福山発の「さくら554」で帰路に。
この日もまた、長い一日でした。